こんにちは! pandanです
私は、急性期の病院で病棟看護師を5年以上勤め、その後、地方の中規模病院の外来で10年以上働いています
外来では、患者さんにすぐに検査を行ったり、その場で処置が決まることがほとんどなので、
多くの看護技術を取得していることが必要とされます
今回は、私が看護師をしてきて、外来で働くために必須だと思うことについて紹介します
私の勤務する病院は、地方の中規模病院でなので、大きな病院のように細かく診療科は分かれていません
看護師が働く診療科は固定ではなく、色んな診療科で業務をこなします
そのことを前提としての必須項目です
外来看護に興味のある方には参考になると思いますので、最後までどうぞ

外来で必要な看護技術。それは、
- 採血
- 静脈確保
- 清潔操作
この3つの技術があれば、外来に来てすぐ仕事ができます!
まずは採血
とにかく採血が出来れば、就職1日目でも即戦力になります
外来では、採血を10人以上するなんてザラ
食事があまり食べれていない患者さんに、採血して、そのままルート確保という処置もよくあることです
採血や静脈確保に自信のある人は、外来で重宝されること間違いなし!
採血が上手な看護師は、患者さんが名前を覚えててくれて、指名されることもあるくらいです
次に、静脈確保も必須ですね
点滴を投与したり、内視鏡検査で鎮静剤を使う場合や造影剤を使ったCT・MRIをする場合
といろんな場面で静脈確保が必要です
出来ません なんて言ってられません
そして、清潔操作も大事!
ケガして来院した患者さんに縫合などの処置をするとき、清潔操作を理解していないと医師の処置介助はできませんからね
清潔操作って、意外ときちんと理解できてない看護師っているんですよね~
外科系の経験がないと、ちょっと躊躇しがちかも

外来には様々な症状を訴える患者さんが来ます
患者さんの症状に合わせて、予測される病気を考えながらすばやく問診することはとても大事です
どの診療科を受診すればいいか分からないと言って来院する方もいます
症状に合わせてどの診療科へ行ってもらうのが最適かも考えながら問診を行っていきます
そして、だらだら聞くのではなく、要点をおさえて素早く問診することも大事!
例えば、腰がいたいという患者さんが来た場合
その情報だけだったら、整形外科か泌尿器科かな?と私は考えます
それから患者さんと話をして、
・腰のどの部分がいつからどのように痛いのか?
・痛くなったきっかけはあったか?
・痛みの度合い(ペインスケール)の確認
・腰痛以外の症状は?
・今までかかった病気は?治療中の病気は?
と情報量を増やし、アセスメントして、診察をお願いする診療科を決めます
疑う病気は、整形外科・・・急性腰痛・腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・腰椎すべり症 など
泌尿器科・・・尿路結石・腎盂腎炎 など
看護師の問診時点で、きちんと診療科を選定できれば患者さんも早く診察が受けられるのです
この病院では、適切な治療が受けれないかもと考えられる症状の場合は、専門の病院へ行くことを勧めるのも患者さんのためにはとても大事だと思っています

外来に来るのは、定期受診だけではありません
何らかの症状があって来院する人もいます
緊急を要する症状がある方も、救急車じゃなく自分で来ちゃうこともあるんです
そんな患者さんが早く医師の受診ができるように、調整するのも外来看護師の仕事です
また、外来に来る患者さんは、とにかく早く受診を終わらせて帰りたい人がほとんどです
一人ひとりの患者さんの時間を無駄にしないよう、要領よく終わらせらるように考えながら私たちは動きます
田舎の病院なので、高齢者も多く、待ち時間が長いと患者さんの負担も大きくなります
受診する診療科が二つ以上になる患者さんは、どの診療科から行くのが早く終わるのかを、カルテを開いたときに考えます
採血をしたら待ち時間が生じるので、その間に他の診療科での診察が出来ないか
また、検査がたくさんある患者さんは、何の検査から行くのが患者さんにとって負担が少なく早く終わるのか
など優先順位を考えて動いてもらいます
みなさんも待ち時間が長いのは、嫌ですよね
私も病院へ行ったときに、待ち時間が長いのは本当に嫌です
それでも、待ち時間が発生することはありますが、できるだけの事はしたいですよね
私が考える外来看護師に必要なスキルをお伝えしました
外来で求められることは、他にもたくさんあります
今回のスキルは、私が思う必要最低限のスキルです
採血などの看護技術は、毎日業務をこなしていけば身についていきます
問診でのアセスメント力も、経験を重ねて勉強をしていけば身につく技術です
優先順位を考えることも、病棟でも外来でも看護師ならいつも優先順位を考えて行動してると思います
患者さんに負担をかけないために、どうすればいいか考えて看護していくことが大事ですね!
では。

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